来年の2月に開催される『NFFF2009』に向けて、早くも企画決定、デザイン出しが始まっています。昨日はコンテスト部門の第一回デザイン画チェックのため、小西先生にいらしていただきました。
3年スペシャリスト科と、2年工科専攻の学生が各自の企画ファイルやデザイン画をプレゼンテーションしています。
今回のコンテスト部門のテーマは『日本から見た世界の国々(仮)』です。まだ仮タイトルですが…。
テーマ概要>アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなど先進国と位置づけられ、経済、文化の面をリードする国、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国)のように中進国の地位から経済的な力を得て今では大規模なマーケットとして注目を集める国、VISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)のように後進国から中進国へ変貌を遂げつつある国。全く異なる気候風土に暮らす多種多様な人々が、お互いに理解しあおうとし、各国間の格差を埋める努力をすることを諦めず続けることのみが、この地球の存続に繋がることは明らかです。しかしどの国もそれぞれの事情を抱え、他国との関係を模索し、時にそれは国交断絶や戦争、埋めがたい貧富の差などの悲しい形をとり表面化します。
これらの問題に目を向けることなく、それぞれの地域の歴史、文化を良く分析し、私たちの表現手段である服作りという方法で、私たちの大切なパートナーである各国へ発信するメッセージを提案してください。
学生からは「むずかしい~!」という悲鳴も聞こえましたが、みんな一生懸命企画案を考えてきたようです。